迷惑行為多発 5人逮捕 ハロウィーンで渋谷“無法地帯”に

迷惑行為多発 5人逮捕 ハロウィーンで渋谷“無法地帯”に

この週末、ハロウィーン本番直前の渋谷では多くの人でにぎわいました。しかし楽しいはずのイベントは一転、一部の参加者によるマナー違反で無法地帯のような様相に迷惑行為が多発した渋谷を取材しました。

 午前0時前、間もなく日付も変わろうという渋谷。駅周辺は次の日が平日にも関わらず多くの人であふれかえっていました。中でも一際熱い熱気に包まれていたのは午前2時すぎのセンター街です。終電後もまだまだハロウィーンで盛り上がる人でごった返しています。

 人気アニメキャラクターにアメリカの大統領など、この週末、渋谷駅周辺はハロウィーン本番直前とあって思い思いの衣装に身を包んだ人たちでにぎわいました。

 しかし上半身裸で逆立ちをする人や泥酔して動けなくなる人と渋谷駅周辺では迷惑行為が相次ぎました。中でも極めつけが横倒しになった軽トラックの上に立ち周囲をあおるような動きを見せる2人の男性。さらにトラックの奥では車を揺らす人の姿も。一部の参加者が暴徒化し立ち往生した軽トラックを横倒しにしたのです。

 当時の様子を動画の撮影者は「騒ぎ始めてそれだけだったらまだしもジャンプまでし始めて、荷台だけじゃなくトラックの前の部分の天井部分ではね始めた。そうすると天井がへこむ」と話していました。この一件によるけが人はいませんでしたが警視庁は、器物損壊の容疑で捜査を進めています。

 この週末渋谷駅周辺では、暴行や痴漢、盗撮などにより5人の逮捕者が出ました。毎年逮捕者も出ていて、年々その騒ぎが大きくなっているという渋谷のハロウィーン。

 エスカレートする迷惑行為に対して参加者は「車の上に乗っていてそれはやりすぎ。節度があれば酔っても酒に飲まれないようにしたい」「飲み過ぎるとああなってしまうと思うので、ルールを守ってみんなマナーを守りながら楽しめれば」と話しました。

 そして一夜明け、渋谷の街では別の問題も。午前5時半すぎ渋谷の街は静けさを取り戻していますが、楽しい宴が終わって残ったのは大量のごみ。ボランティアがごみ拾いを行っていました。「やはりごみ問題が騒がれる。良くないなって思うので自分の街ではないけど汚い街で遊んでると思われたくないのでしっかりごみ拾って帰る」「秋の収穫祭ではなく、ごみの収穫祭になってる。悲しい現状なので自分でやりにこようと思って来た」と話しました。

 ハロウィーンの本番まであと2日。警視庁は、31日のハロウィーン当日、人が集中する場所で交通規制を行うことも検討しています。

 この週末、渋谷では、思い思いの仮装を楽しむ姿がある一方で、大量のゴミ問題、そして、逮捕者まで出る事態となりました。

 なぜ、渋谷のハロウィーンでは、一部の人々が暴徒化して、歯止めが効かなくなってしまうのか、心理学の専門家に取材しました。文化学園大学応用健康心理学科・杉田秀二郎教授は「集団、群集の場合には匿名性といって、自分の責任が薄くなるのがある。さらにそこにハロウィーンで仮装して他の人になれて、より匿名性が強まると思う。群集心理とハロウィーンで別人格ということで、個人個人がやるのではなく集団の中の一人として迷惑行為をしてしまう雰囲気が残念ながらできてしまっている感じは受けた。だから、他のハロウィーンだと、パレードで時間とか場所が決まっていたり、参加料を取っている所もある、それに対して渋谷はそういうのがないので、人が入りやすい分、さまざまな人が入ってくる」と述べました。

 今後も、さらに迷惑行為が増えたりすれば、何かしらの規制ができてしまう可能性もあるかもしれません。自由なハロウィーンを文化として続けるためには、参加者たちが節度をもって楽しむ必要性もあると思います。

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